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2023.9.13
どの本から読んだらいい? ④伊坂幸太郎の独創性を味わいたい方

※伊坂幸太郎の独特のトリッキーさ、風変わりなところが分かる作品です。「癖がある作品」とも言えます。たとえば、『首折り男のための協奏曲』に収録された「月曜日から逃げろ」「合コンの話」などの趣向は伊坂幸太郎ならではのものに感じますし、『PK』の3編の絡まり具合も少し複雑なものになっています。『グラスホッパー』や『魔王』『SOSの猿』も、一般的なエンターテインメント小説に比べると少しずれていますし、心地良いストーリーを期待していると肩透かしを食らったような気持ちになるかもしれません。「伊坂幸太郎の独創性はどういうところなのか、1冊読んでみたい」と知りたくなった際には、この中から選ぶといいかもしれません。

 

短編集
首折り男のための協奏曲
PK

 

長編
グラスホッパー
魔王
SOSの猿

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